Never Ending Story
『終わらない物語』というのがある。漫画でも延々と続いている話、例えば「One Piece」や「ガラスの仮面」、その共通点は「最終決戦があるけどそこにたどり着かず目指し続ける」というプロット。逆に言えば最終決戦をすれば話は終わってしまう。
それを思わせる出来事があった。何かというと大阪維新の会の「大阪都構想」、住民投票に一度敗れてそれでも再挑戦しての再敗北。大阪維新の会は都構想を放棄せざるを得なくなり党のアイデンティティに大打撃を被った。
もしこれが反対派の抵抗で住民投票に至らず、住民投票を目指し続けていれば、維新の会は勢いを維持し続けていた可能性が高い。
ここまで来て似たような政治シーンが思い浮かべられる。
それは自民党の悲願「憲法改正」、強固な護憲派に阻まれて何十年と目指し続けているが、それこそが自民党の力の源泉とも言えないか?実はアンチ自民にとって自民党に痛恨の一撃を与える妙案がある。それは「憲法9条」の改正を問う国民投票を実施すること。野党は“抵抗したふり”をして“強行されたふり”をして、国民投票で憲法9条死守を訴える。
まあ常識的に考えて「9条改正」が通るとは考えられない。その時自民党は結党以来の大打撃を被るだろう。
もしこれが、某国からのミサイル攻撃で多くの死者を出したりした後なら状況が一変する(そんな国民性な)ので、やるなら今のうちだけど。